みなさま、こんにちは!!
LAPIAS万代家具桑名店ベッドフロア担当のSです。
当店でも桜の時期が近づき、新生活に向け家具の準備をされているお客様を見かけます。
ベッドフロア担当なのでベッドの案内が多いですが、よく「ベッドフレームよりもマットレス」という声を伺います。
確かにそうですが、実はフレームも選ばれる商品で全然変わってきます。
ということで、今回はベッド専門スタッフがベッドフレーム選びのポイントをなるべくまとめて紹介します!
(内容が長くなったら興味ある所だけでも読んでもらえると嬉しいです)
ポイント1
・ベッドフレームの材質
<プリント材>
一般的なベッドフレームで多く見かける商品です。
表面には木目柄に人工的にプリントしたシートが貼ってあるベッドフレームです。
作成コストも安いため、お値段を安くおさえられるのも特徴です。
海外製のフレームにもよく見られます。
気になる点としては、長年使用すると角などのシートの継ぎ目部分から少しシートがめくれてくる場合があるところです。
ただ、通常使用では全く問題はありません。
<突板>
突板(つきいた)とは、天然木を薄くスライスした板のことを言います。
天然木を一部スライスしているため、無垢材に比べるとコストをおさえながら天然木の風合いを感じられます。
商品によってはプリント材のベッドフレームよりも少し割高程度でお値打ちに購入できるのも利点です。
製造されているのが国産メーカーの商品に多いです。
反りなどに強いのも魅力のひとつです。
プリント材と同じく本体部分に接着してあるため、長年の使用で角などが多少めくれなどが見受けられる可能性もあります。
ただ、通常使用は同じく全く問題はありません。
<無垢材>
無垢材は、名前の通り天然木を切り出して加工したベッドフレームです。
加工断面に継ぎ目がなく、接着をしていないのが特徴です。
長年の使用でもベッドフレーム角のシート部分がめくれてくるなどもあまりありません。
ただ、天然木をそのまま切り出しているため、ベッドフレームの中では価格が少し高めになります。
長くきれいな形で使用したい、木目の温かみのある自然な風合いが好きな方はおすすめです。
<ファブリック>
布で全体を張ってあるベッドフレームです。
木のベッドフレームに比べて、色の種類が豊富で様々な色から寝室の雰囲気に合わせて色を選べます。
長年の使用で擦れたりして表面が摩耗する場合もありますが、長く愛着を持って使用できるベッドフレームです。
好きな色・決まった柄のベッドフレームを選びたい方などにおすすめです。
<レザー>
レザーには本革と合成皮革の大きく分けて2種類です。(写真のベッドフレームは合成皮革の商品です)
本革はご存じの方も多いとは思いますが、名前の通り動物の本物の革を使用した生地です。
定期的に本革用のクリームをなじませるなどのメンテナンスが必要ですが、
メンテナンスを行えば表面のひび割れなどは比較的少なく長くきれいな状態で使用できます。
その分、お値段は少し高めになる商品が多いです。
合成皮革は本物の革に感触・風合いを似せて作られた生地です。
メンテナンスの必要性が少ないのも大きな特徴です。
ただ、種類によっては水拭きなどをしてしまうと経年劣化で表面生地部分が剥離してしまう場合があります。
本革と比べるとどうしても劣化が発生しやすいですが、お値段は本革よりも安く購入しやすいです。
いずれの材質のベッドフレームを選んだ場合でも、海外製と国産では異なります。
国産は板の厚み・人体に無害だと証明された木材を使用するなどこだわりが強いのも事実です。
海外製よりは少し割高にはなりますが、長く使用されるベッドだからこそ可能であれば国産のフレームをおすすめします!!
ポイント2
・ベッドフレームの形
<脚(ステーションタイプ)>
ベッドフレームでよく見かける種類で、よくステーションタイプと呼んだりします。
見た目の通り通気性が良く、掃除がしやすい、また少し移動させたり比較的軽いのも特徴です。
お値段も引出し付きなどよりは少しお値打ちに購入が可能です。
定期的に掃除をしたい方・ベッド下の通気が気になる方へおすすめです。
<引出し(ボックスタイプ)>
ボックスタイプとも呼ばれるベッドフレームです。
収納ができるのがポイントで、お部屋をすっきり片づける事ができます。
引出しを引き出すスペースを確保する必要があるのと、通気はステーションタイプと比べると少し劣ります。
<跳ね上げ>
最も収納力が高い形のベッドフレームになります。
引出しタイプのように横にスペースを余分に取る必要がない点も魅力です。
お布団などのかさが出るものも収納が可能です。
ただ、商品によってはマットレスの重量で上げ下げを調整している場合もあり、
こちらの形のベッドフレームを選ぶ場合はマットレスも基本は同じメーカーに合わせた方が無難な時もあります。
お値段はステーション・ボックスタイプよりは形が特殊な分少し割高にはなります。
<ダブルクッション>
ダブルクッションと呼ばれる形のベッドフレームです。
中身は板材ではなく、マットレスと同じようなスプリングが入っています。
マットレス・土台どちらともにスプリングが入っているため、マットレスへの衝撃を吸収できます。
また、体圧分散性もよくなるため、寝心地だけでなくマットレスの寿命も延びると一般的には言われています。
跳ね上げタイプと同じく、形が特殊なため少し高くなる場合が多いです。
ポイント3
・ベッドフレームの中身
ベッドフレームの中は大きく分けて、床板とスノコの2種類に分けられます。
<ベッドフレームの床板>
床板の利点は全面にシートが貼ってあるので、マットレスがこすれてずれるという事が起きにくくなります。
通気はすのこみたいに板間に隙間がないので、スノコに比べると若干通気性が悪くなります。
ただ、メーカーにもよりますが床板でも写真のように板のシート全体に菌に強い加工を施してある商品もあります。
スノコの場合は木が変色してしまったりするため、スノコに加工をしてある物は一部です。
シートを挟むことで板全体に加工をできるのは床板タイプの魅力です。
(1枚目写真は海外製のベッドフレーム床板、2枚目写真は国産メーカーのベッドフレームの床板です)
<ベッドフレームのスノコ>
スノコの利点は床板よりも通気スペースが多いところです。
ただ、木材の材質によっては長年使うとささくれがぽろぽろ落ちたりなども見られたりします。
そのため、国産のベッドフレームのスノコになると、桐材であったりと材質にこだわります。
木材にこだわったスノコではささくれが出たりという現象はあまり見られなくなります。
また、桐材などの場合は湿気も吸収しやすい特性のため湿気がたまりやすいベッド下には最適です。
(1枚目写真は海外製のベッドフレームスノコ、2枚目写真は国産メーカーのベッドフレームスノコです)
よくスノコの方が良いと言われますが、
カビが生えやすい環境(結露が多い部屋など)では床板でもスノコでもカビは生えやすくなります。
逆に言えば、換気をする習慣さえ守れば床板でもスノコでも気にはならないです。
ただ、繰り返しになってしまいますが、海外産と国産では加工方法・材質などで異なります。
ご予算・寝室の環境で中身を選んでみて下さい。
以上長くなってしまいましたが、ベッドフレームに関してまとめてみました。
皆さんの新生活の家具選びの参考になったら嬉しいです。
もちろん、LAPIAS万代家具桑名店では豊富な種類のベッドフレームを展示しております。
実際に見て、お好みのベッドフレームを選ぶアドバイスも専門スタッフよりさせて頂きます。
みなさまのご来店をお待ちしております!!
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