こんにちは!万代家具桑名店です。
先日、来店されたお客様から他店でお値段のそれなりにするソファを購入したのに半年で毛玉まみれになったと相談を受けました。
お値段が高い安いで毛玉のできやすさが変わると思っておられたようです。
そのようなことがありましたので今回は毛玉の回にしようと思います。
【そもそもソファの毛玉ってなんでできるの?】
ファブリックソファの毛玉は、生地の摩擦によって発生します。
摩擦によって生地が毛羽立ち、伸びた繊維が絡まり毛玉になります。
ソファを使用されている方の衣服の繊維やソファに付着しているほこりなども絡まっていき目立つようになっていきます。
【毛玉ができやすい素材・できにくい素材】
毛玉のできやすい素材はポリエステル・レーヨン・アクリルなどの化学繊維素材です。
これら素材は天然繊維に比べて強度が非常に高いため毛玉が発生したあとも摩擦で自然と脱落することが少ないためです。
又、ウール・カシミヤ・アンゴラなどの動物繊維の天然繊維素材も繊維が毛羽立ち、毛玉が発生しやすいといわれています。
しかし天然繊維素材は化学繊維素材に比べて強度が低いため毛玉が発生したとしてもソファの場合は自然と脱落していくことがあるため化学繊維よりは少なくなります。
毛玉ができにくい素材は綿・麻・絹などの植物由来の天然繊維素材です。
摩擦や熱に強く静電気が起きにくい素材ですがソファへの採用は現状かなり少ないです。
採用されていてもポリエステルなどの化学繊維素材と混合になっている場合がほとんどになります。
【毛玉の発生を防ぐ】
ブラッシングがおすすめです。
繊維の流れにそってブラッシングすることで繊維の絡まりを防ぎ、ほこりを取り除くことで毛玉の発生を減らすことができます。
【毛玉ができてしまったら】
毛玉の根元をハサミで切り取ることが一般的です。
毛玉取り器の仕様も問題ありませんが生地を傷めないように同じ箇所を強く当てないなど注意が必要です。
毛玉を手でつまんで取ることは行わない方が良いです。
さらに繊維が引き出され新しい毛玉が発生しやすくなります。
【毛玉が発生しにくいファブリックソファ】
毛玉ができないファブリックソファはありませんができにくいソファはあります。
ピリング(毛玉)試験の等級が高い生地を採用しているファブリックソファです。
1級から5級まであり5級が優秀です。
しかしそのような生地を採用しているソファは価格が高くなることも多いです。
(5級生地サンプル)
(評価表)
【最後に】
ソファといっても張地はファブリック・本革・ソフトレザーとさまざまです。
それぞれ特徴があり良いところ・悪いところがあります。
包み隠さずお客様のライフスタイルに寄り添ったソファのご提案を行えるようにしっかりご案内させていただきます。
みなさまのご来店心よりお待ちしております。
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