みなさんこんにちは!
5/20(土)~5/28(日) ※木曜定休 の期間で当店LAPIAS万代家具+Grace nagoyaで開催されますプレミアムギャッベ展のお知らせ第2弾です。
前回のブログでイラン南西部ファールス州の遊牧民による手織り絨毯『ギャッベ』、そして彼らの生活道具であったギャッベをプレミアムクオリティへと高めた『ファーハディアン社』について簡単にご紹介させて頂きました。
今回はファーハディアン・プレミアムギャッベに使われる最高品質の羊毛と熟練の職人による草木染についてご紹介と先行入荷品の一部のご紹介を致します。
最高品質クルディッシュウールと門外不出の草木染の技術
本来ギャッベはイランの遊牧民カシュガイ族・ロリ族等が移動生活の床材として、自身達がイラン南西部に位置するザクロス山脈で放牧し育てた羊の毛を紡いで作った糸を用いて作られてきました。
昼夜の寒暖差が40度あり、厳しい環境で育った羊毛は、直毛で撚った時に縮みにくくギャッベに向いているとされてきましたが、直毛の為チクチク感が残ります。
長年イランの首都テヘランで絨毯商としてペルシャ絨毯を扱ってきたファーハディアン氏は、世界に向けて「最高品質」のギャッベを作るためにペルシャ絨毯で用いられる『クルディッシュウール』をギャッベに取り入れました。
【先行入荷品】
左:137×8cm。カシュガイ族の夏の放牧地「サラハット」の息吹を感じさせる鮮やかなグリーン色。
右:136×84cm。伝統的な柄「生命の樹」を現代風な柄に。荒野に力強く生える樹木は生命の象徴です。
ファーハディアン社社長Homayoun Farhadian氏は、『ギャッベ絨毯の優劣は織りにあらず、糸にあり』ギャッベの価格は羊毛の値段に比例するのだと言います。
水も多く自然豊かな環境のイラン北西部クルド地区で育ったカーリーズ種の羊毛は、長毛の縮れ毛で撚りに強く、脂分が多く残っているので汚れにも強く光沢感があります。
※刈り取られたクルディッシュウールはねっとりと感じるくらい脂分を含んでいて、漁網を広げたように絡み合い切れることなく広がっていく。
刈り取ったクルディッシュウールはクルド人の女性たちの手によってザクロス山脈の雪解け水ですすがれ、徹底的に汚れを取り除かれます。洗剤は使用せずに水量豊かな川の水のみで洗います。
これだけでも既に上質なウールですがファーハディアン氏の糸選びは更に厳しく、選ばれるのは一頭の羊からとれる羊毛のわずか20%の脇腹の毛の、その中でも更に柔らかく弾力のあるもの。
ファーハディアン氏が『Briliant(輝いている)』という選び抜かれたウールはまさに最上級品です。
選び抜かれた最上級品のウールは自社染工場の熟練の染色職人の手によって染め上げられます。
脂分を抜かず漂白もせず染色をする為には大量の染め原料と時間を必要とします。
イラン南西部ファールス州の都市シラーズにある染工場は、高度1700mの高地で沸点が低い条件下なので48時間かけて染め上げても毛が痛むこともありません。
染工場を仕切る職人・アリレザ氏。父親の代からの染色職人で受け継いだ染色配合は門外不出でアリレザ氏の頭の中にのみある。時勢に逆らえず閉めていた小規模な染色場をアリレザ氏の頭脳ごとファーハディアン氏が買い取って再開させました。
徹底した品質管理の為、工場内は関係者以外立ち入り禁止。
アリレザ氏の染め技術があって初めてプレミアムギャッベが生まれます。
染め上げられたウールはイランの強い日差しの下で天日干しされます。
更に織りあがった後にも洗い、天日干しが繰り返されます。
この工程を見ればファーハディアン・プレミアムギャッベは少々の直射日光では変色の心配はないと言えます。
【先行入荷品】
84×59cm ~ 95×63cmサイズ 玄関マット・アクセントマットとして
ギャッベ展期間中は更に多くの品が並びます。初めてのギャッベにぴったりな品です。
プレミアムギャッベ展まで残り1か月程となってまいりました。
現在、弊社ホームページ上で『お申込み特典付き無料ご来場予約』を受付中です。
ご予約者様限定のご成約特典もご用意いたしておりますので、ご来場予定の方はぜひご予約下さい。
もちろんご予約無しでのご来場も出来ますのでお気軽にお越し下さいませ。
ギャッベにご興味がおありの方も初めて見るという方もこの機会にぜひ当店までお越しください。スタッフ一同心よりお待ち致しております。
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