本革ソファは高級感と快適さを兼ね備えた家具ですが、その分、手入れが必要ですし合成皮革であったとしてもノーメンテナンスというわけにはいきません。
そこで、今回は本革ソファと合成皮革の手入れ方法について、アドバイスをお伝えします。
【本革張り(天然皮革)と合成皮革張りの種類と特徴】
天然皮革は牛などの動物の皮をなめしたもので、自然な風合いや呼吸性が魅力です。
しかし、水や汚れに弱く、色落ちやシミ・カビの発生が心配されます。
また、高温多湿や直射日光にも弱いため、保管場所にも注意が必要です。
また、銀面皮革(表層の革)と床革(下層の革)で革の持ちが異なりますので購入する際に注意が必要です。
一般的には銀面皮革の方が価格は張るが毛穴の部分が多くあり、革自体しなやかで通気性や耐久性、保湿クリームの浸透性に優れていると言われおり、高級革として出回っています。
合成皮革はポリウレタンやビニールなどの化学繊維で作られた人工的な素材です。
天然皮革に比べて耐水性が高く、汚れや傷にも強い種類もあります。
また、色や柄のバリエーションも豊富で、価格も安いというメリットがあります。
しかし、呼吸性や通気性が低く、夏は暑く冬は冷たいというデメリットがあります。
また、ある程度の期間使用すると劣化してボロボロになることもあります。
本革ソファの手入れ方法
天然皮革と合成皮革では手入れ方法が異なりますので、まずは自分のソファがどちらの素材かを確認しましょう。
・天然皮革の場合は、以下の手順で手入れを行います。
- 定期的に柔らかい布やブラシでほこりを払います。
- 3ヵ月~半年に1回程度、本革ソファ専用のメンテナンス剤を塗って保湿・保護します。塗る前には必ず試し塗りをして色落ちや変色がないか確認します。
- 使用は壁から5cm程離すように設置し、直射日光やストーブ、エアコンの風が直接当たる場所は避け、通気の良い場所で使用するようにして湿気や水分は避けるようにします。
- 天然皮革には毛穴があります。メンテナンスをせず放置していると毛穴に汚れが詰まり固くなりひび割れの原因を早めてしまいトラブルの原因になりますので、必ずメンテナンスはするようにしましょう。また、特に夏場は皮脂や汗などを吸収してしがちなのでクリーナーで汚れを除去し、プロテクションで栄養を補給してあげるようにしましょう。
・合成皮革の場合は、以下の手順で手入れを行います。
- 定期的に柔らかい布やブラシでほこりを払います。
- 汚れが付いたら、中性洗剤を水で薄めた液体を柔らかい布に含ませて拭き取ります。濡れた布で拭き取った後は、乾いた布で水分をよく拭き取ります。
- 月に1回程度、専用のクリーナーを使って汚れや油分を除去します。使う前には必ず試し塗りをして色落ちや変色がないか確認します。
- 使用は壁から5cm程離すように設置し、直射日光やストーブ、エアコンの風が直接当たる場所は避け、通気の良い場所で使用するようにして湿気や水分は避けるようにします。
ソファの手入れ方法は、素材によって異なりますが、すべてに共通して言えることは、直射日光と水分を避け、定期的に清掃を行うことが非常に大切だということです。
その中でも銀面皮革を使用した本革ソファは適切な手入れをすれば、長く美しく使える家具となります。
ぜひ参考にしてください。
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